2007年04月30日

アドマイヤムーン3着=競馬クイーン・エリザベスII世杯

 競馬のクイーン・エリザベスII世カップ(GI、芝2000メートル)は29日、香港のシャティン競馬場で行われ、武豊騎乗のアドマイヤムーン(牡4歳、栗東・松田博資きゅう舎)は1着馬から2馬身差の3着だった。3月31日のドバイ・デューティフリーに続く、日本馬初の海外GI競走連覇は果たせなかった。ビバパタカ(M・キネーン騎乗)が2分1秒9で勝った。 
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天皇賞、2番人気のメイショウサムソン勝つ

 競馬・第135回天皇賞(29日・京都競馬場)――昨年の皐月賞、日本ダービーを制した2番人気のメイショウサムソン(牡4歳)が、直線で抜け出し、G13勝目を挙げた。

 サムソンは残り400メートルで先頭に出て、ゴール前、追い込んできたエリモエクスパイアに鼻差で競り勝った。石橋守騎手は天皇賞初制覇。高橋成忠調教師は開業30年で初のG1勝利。1番人気、アイポッパーは4着。
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2007年04月28日

天皇賞今度こそトウショウナイトが勝つ?

トウショウナイトが3年越しの悲願を成就する。前回の天皇賞・春(05年)は、勝ったスズカマンボの4着。3歳時から4歳時にかけて一気にオープンまで上り詰め、勢いに任せて挑んだ一戦だった。当時とは競走馬としての完成度が違う。同じ年の夏、放牧先でのアクシデントにより亀甲部を骨折。長らくスランプに悩まされたが、その間に調教、レース、調教と繰り返されることにより着実にパワーアップした。前走の日経賞ではネヴァブションに後れを取ったが、2キロの重量差を考えれば悲観するにあたらない。むしろ、0秒1差にまで迫ったレースに充実ぶりがうかがえるといっていいだろう。
 仕上がりも万全だ。25日の最終追い切りは単走で長めからスタートしたが、全身バネといった力強い動きでほれぼれする内容。ゴールを過ぎてからも、あん上の武士沢騎手は手綱を緩めることなく向正面まで速めのキャンターで走り抜けた。日経賞出走時、馬体重は京都記念よりプラス2キロ。若干の誤算だったろうが、中間の意欲的な乗り込みで馬体はすっきり絞れた。西下前の27日の動きも気合乗りは満点で、気配の良さは特筆ものだ。
 距離は長くなればなるほど力を発揮するタイプだけに、延長は有利。今回は早めのスパートから粘り込む戦法で活路を開く。直線が平たんな京都コースなら後続に簡単にはつかまらないはず。古馬チャンピオンの座を勝ち取る。
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天皇賞・春 大穴メッセージ 

 春の盾は波乱の予感。「第135回天皇賞・春」は29日ゲートイン。今年、すでに万馬券26本を的中させている浜田公人記者は本命に上がり馬ダークメッセージを指名した。昨年末から急激に力をつけた4歳の素質馬。前々日売りで8番人気の低評価を覆す激走で高配当を運ぶ。馬券は全国の競馬場、ウインズで、28日も前日発売される。

 ◎ダークメッセージの名前を初めて聞いたのは昨秋の栗東トレセンで佐々木晶師を取材した際のこと。「かなりの素質を秘めた馬なんだ。本格化はまだ先だけど、来年の秋には大きい舞台に立てるはず」。期待通りに年末の500万条件を7馬身差で圧勝。だが、年明け初戦、いきなりG2日経新春杯に出走してきた時は正直、無謀だと思った。

 結果は首+頭差の3着。師の言葉を額面通りに受け取った記者は無印だったが、師自身には芝の長丁場でやれるという確信があったに違いない。500万条件を勝ったばかりでのG2好走は並大抵のことではない。師の想像より馬の成長スピードが上回っていただけのこと。フロックではないことは、その後の3戦3連対が証明している。

 天皇賞はG1の中でも最高峰のレース。だが、今年は出走表だけを見ればG2?と思うメンバーだ。こんな時は格下馬でも勢いさえあれば十分勝負になる。今の京都の芝は前に行った馬が止まらない。開幕週の先週は逃げ、先行馬の天下だった。前の馬に楽に4角を回られては勝ち目はない。必然的に後続の仕掛けも早くなる。3角手前の下り坂で勢いがつくことも重なり、レース終盤は激しい消耗戦が予想される。そうなれば差し馬の出番。3F33秒台の剛脚を秘めるメッセージがポテンシャルをフルに発揮できる展開だ。2走前にはレコード勝ちを飾っており、高速決着は大歓迎。

 思い出すのは昨年の菊花賞。今と同じような馬場状態で逃げたアドマイヤメインをつかまえにいった先行勢は崩れ、勝ったのは後方待機で脚をタメていたソングオブウインドだった。

 全17戦中9戦の手綱を取り、馬の特徴を手の内に入れている佐藤哲が戻ってきたのも心強い。正月競馬で落馬し、左肩甲骨を骨折。戦列を離脱していたが、先週から復帰して大舞台に間に合った。G1で何度も人気薄を好走に導いてきた仕事人。あのディープインパクト陣営が「他の騎手が嫌がる乗り方をする。敵に回したくない」と恐れていたほどだ。佐々木晶師&佐藤哲と言えば、タップダンスシチーでG12勝の名コンビ。深い信頼で結ばれた熱いメッセージが、ゴール前で必ず届く。(浜田 公人)

 【3連単こう買う】◎は3着でも高配当が見込める。馬券はマルチ作戦で2頭軸の相手にメイショウサムソンを指名する。昨秋の菊花賞を見る限り距離適性に疑問符を残すが、2冠馬としてぶざまな競馬はできないメンバー構成。休み明けの大阪杯を順当に勝ってきた点を素直に評価する。以下、充実著しいアドマイヤタイトル、菊花賞馬デルタブルース、コース得意ファストタテヤマに、安藤勝騎乗アイポッパー、調教抜群トウショウナイトに印を回す。(13)(6)2頭軸マルチで(2)(5)(8)(10)(15)30点。
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2007年04月27日

天皇賞 絶好枠からユメノシルシ

ユメノシルシは絶好枠から逃げ切りを狙う。枠順発表で2枠3番と聞いた大久保洋師は「内枠か? これで行くのは決まりだな」と事実上の逃げ宣言だ。3走前の潮来特別ではスローに落として、2着オルドリーバに5馬身差の圧勝。先手を奪った時の強さは重賞級であることを証明した。しかも、今回は積極的に前へ出て行く馬がおらず単騎逃げ必至。前残りが続く京都の高速馬場ならスピードが存分に生きる。
 今年2月に500万を卒業したばかり。ディープインパクトと対戦したことはないが、芝の長距離へ適性を求めてから3戦2勝、2着1回と頭角を現した。主戦の吉田豊騎手も「芝に行ってから競馬に幅が出た」と成長ぶりを認めている。関東の隠れた上がり馬の逃走劇に注目だ。
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天皇賞 ディープ世代の一発怖い

天皇賞・春(G1、芝3200メートル、29日=京都競馬場)は強いインパクト世代の一発がある。今年行われた古馬重賞29レースで、ディープインパクトと同じ5歳世代は15勝を挙げている。3000メートル専門のトウカイトリック(牡、栗東・松元省)が筆頭格。単騎逃げ可能なユメノシルシ(牡、大久保洋)、上がり馬アドマイヤタイトル(牡、河野)を含めた3本の矢が戦国盾を射抜けば、万馬券への夢が広がる。
 ディープインパクトが引退して4カ月が過ぎた。史上最強馬が抜けた長距離戦線は、群雄割拠の戦国時代に突入した。天下をめぐる争いは一長一短の16騎。波乱の色が濃い。
 クラシックでこてんぱんに打ちのめされた現5歳世代が頑張っている。今年行われた29重賞中(阪急杯は1着同着)、半数の15勝をマーク。4歳世代の5勝、6歳世代の3勝、7歳世代の4勝を大きく上回る。トウカイトリックもその1頭だ。
 ディープインパクトとの対戦成績は3戦3敗。最も善戦した昨年の阪神大賞典ではハイペースの逃げを打った。必死の抵抗むなしく軽々とかわされて3馬身半差の2着に終わったが、怪物に胸を借りた経験が馬を強くした。春の大一番を意識したローテーションが組まれ、最近4戦すべて3000メートル級に出走。2月のダイヤモンドSで重賞初制覇を飾り、残る3戦も2、2、3着と安定してきた。なまずるい性格だから、ゆっくり走れる長距離が合っている。前走の阪神大賞典(芝3000メートル)で初めてコンビを組んだ池添謙一騎手(27)が「もう少し距離があれば…」と頭+首差の3着を悔やんでいたほどだから、今回の3200メートルはベストに近い。
 長距離戦でジョッキーが最も気を使うのは折り合い。乗り手の意志に反して馬が必要以上にスピードを出してしまうと、スタミナがもたない。車に例えればアクセルとブレーキを一緒に踏む状態で、不必要に燃料を消費する。その点、トウカイトリックが暴走する危険はゼロに近い。「おっつけてゲートを出しても、引っ掛かる馬じゃない。乗りやすいですね」。操縦のしやすい馬は、騎手に安心感を与えるものだ。掛かる馬と掛からない馬。この違いは大きい。
 「抜けた馬はいない。追い切りの反応も良かったし、前走と比べてもいい状態」。池添はG17勝のうち4勝を5番人気以下で挙げている。大一番であっと言わせてきた勝負強いあん上を味方に、生粋のステイヤーが混戦を断つ。
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天皇賞 エクスパイア折り合い11秒9

 エリモエクスパイアは福永騎手が騎乗して追い切られた。Cウッドコースを単走で気分良く駆け抜けた。折り合いも付き、最後の1ハロンであん上が気合を付けると、スッと伸びて6ハロン82秒6、しまい11秒9をマーク。乗り難しいタイプで、2週前からレース以外の日はほぼ毎日調教に騎乗してコミュニケーションを図っている。そのかいあって呼吸はピッタリだった。福永は「いい追い切りだった。乗った中で今日が1番折り合いがついた。馬がもう分かっていて余計なことをしなくなった」と好感触。大外16番枠が当たったが、人馬一体となった今、落ち着いて走れば一発があっていい。
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ダービー ウオッカ、参戦正式決定

桜花賞で2着に敗れたあと、オークスへ向かうか、ダービーに挑戦するか動向が注目されていたウオッカ(牝3歳、栗東・角居厩舎)は26日、ダービー(5月27日、東京)への参戦が正式に決定した。「オーナーの了承も得ました」と角居調教師は話した。

 同馬は5大クラシック競走への登録を行っており、当初から桜花賞の結果次第でダービーへ行くプランを明らかにしていた。だが、圧倒的1番人気に推された桜花賞で敗れたことから、一度はオークス出走へ路線を変更した。

 牝馬のダービー参戦は96年のビワハイジ(13着)以来、11年ぶり。54年のJRA創立後(それ以前は2頭が優勝)は12頭目で、過去11頭の最高着順は61年チトセホープの3着。ウオッカが偉業を果たすかどうか注目される。
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天皇賞 エクスパイア、テン乗り大丈夫

ダイナミックな動きにスピードが加わったのは、最後の直線に入ってからだった。Cウッドチップコースでエリモエクスパイアが追い出された瞬間だ。力強くチップを高く蹴り上げ、大きな完歩で前進する。6ハロンは82秒6でも、コースを2周しながら、ラスト1ハロンは11秒9と弾けた。

 レースは初騎乗だが、早い時期から調教で感触を確かめてきた福永との呼吸も合っている。「今までで、いちばん折り合いが付いていたし、いいフォームでラストも12秒を切った。何も言うことはない」

 乗り替わりのマイナスをできるだけ防ぐことが、中間の大きな課題だった。前走の日経賞(10着)のように、初騎乗の騎手とは呼吸が合わない。過去にテン乗りだったケースは4回あったが、うち3回は大敗している。「人をなめているので、初めてでは難しい」(藤田助手)ため、天皇賞へ向けての調教は、ジョッキーに委ねてきた。

 密にコミュニケーションをとってきた効果はあったようだ。「何をしたら怒られるか、ほめらるかが分かってきたようだ。余計なことをせず、人を信頼するようになった」ユーイチ(福永)はパートナーとの“折り合い”に手応え十分の様子だ。

 2走前のダイヤモンドSでは、トウカイトリックに首差の2着と力量の高さを示した。「その馬が、阪神大賞典(3着)で差のない競馬。乗り方ひとつだと思うし、長距離の適性はある」とユーイチ。主役不在の盾で波乱を起こす準備は完了した。
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2007年04月26日

絶好調アンカツ&アイポッパー、混戦に断下す=天皇賞・春 最終追い切り

春の古馬(4歳以上)日本一を決める第135回GI天皇賞(春)(4月29日、京都競馬場)に向けての最終追い切りが25日、滋賀県栗東トレーニングセンターで行われ、重賞2連勝中の古豪アイポッパー(牡7=清水出厩舎)がDWコース単走追い切りで、切れ味十分のフットワークをアピールした。

 競走馬としてはベテラン中のベテランの域に入る7歳にして、ますます盛ん。GIIステイヤーズステークス、前哨戦のGII阪神大賞典を連勝と目下絶好調のアイポッパーは、DWコース単走で最終追い切りを行った。
 前半はゆったり入って、3、4コーナーにかけて徐々にシフトアップ。ゴール前をいっぱいに追われると、ラスト1F12秒0を弾き出した。独特の大きなフットワークをこの日も目いっぱいに使い、スピード感、切れ味ともに申し分なし。騎乗した土屋均調教助手も「いい状態で出走できそうですね」と、状態の良さに太鼓判を押している。

 一方、アイポッパーと今回コンビを組むことになったのは、香港遠征の武豊(国際GIクイーンエリザベス2世カップにアドマイヤムーンで挑戦)に代わって、今年すでにGI2勝と絶好調の安藤勝己だ。安藤勝はもともと現役トップクラスの実力を持つドリームパスポートに騎乗予定だったが、同馬が骨折で戦線離脱。そこへ、アイポッパーへの騎乗以来が舞い込んできた。
 「素直でマジメな馬。操作しやすい馬ですね」と、アイポッパーの印象を語るアンカツ。過去3度レースで騎乗し、先週の1週前追い切りでも感触を確かめているとあって乗り替わりに対する不安はない。また、思わぬ形で再度有力馬の手綱が巡ってきた形だけに、安藤勝自身2度目となる天皇賞(春)制覇へ意欲十分だ。
 「去年の阪神大賞典(6着)で乗った時は、追い切りでも『こんなもんでいいのかな』と思っていたし、力を出していなかったと思う。今回は抜けた馬もいないし、うまく立ち回った馬が勝つんじゃないかな。無理せずにうまく流れに乗れればチャンスがあると思いますよ。こういう形でこの馬に騎乗するとは思っていなかったし、少しでも結果を出せればと思っています」
 絶好調男コンビのアンカツ&アイポッパーが、混戦の天皇賞に断を下すか。そして、アイポッパーは3度目の正直(05年3着、06年4着)で春の盾奪取なるか。
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クイーンエリザベス2世Cとチャンピオンズマイル アドマイヤムーンは今日も順調

 29日に香港・シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)に出走するアドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博資厩舎)の、25日の調教状況、関係者コメントがJRAより発表された。

【調教状況】
角馬場→ダートコース

【関係者の話】
(松田博資調教師)
「本日の調教も順調に行うことができました。明日はダートコースで追い切りを行います」

 また、現地時間26日12時(日本時間13時)よりクイーンエリザベス2世Cとチャンピオンズマイル(香G1)の枠順抽選会が行われる。
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メイショウサムソン、春の盾奪取へ炎の猛時計=天皇賞・春 最終追い切り

第135回GI天皇賞(春)(4月29日、京都競馬場)へ向けての最終追い切りが25日、滋賀県栗東トレーニングセンターで行われ、出走各馬が春の盾奪取へ気合十分の動きを披露。その中でも、昨年の3歳牡馬クラシック二冠馬のメイショウサムソン(牡4=高橋成厩舎)がDWコース6F76秒7の猛時計で“ポスト・ディープインパクト”を猛アピールした。

 主役不在とは言わせない。昨年のGI皐月賞、GI日本ダービーを制し最優秀3歳牡馬に選ばれたメイショウサムソンが、伝統の一戦である天皇賞(春)制覇に燃えに燃えている。
 最終追い切りはDWコース。準オープンの5歳馬メイショウディオがなんと10馬身近くも先行する形となったのだが、二冠馬はスタートから抜群の行きっぷりでハイラップを刻んでいくと、その差が見る見る縮まり、直線では馬体がぴったり平行。さすがに、そこから突き放すことはできなかったものの、最後までバテることなく鞍上の石橋守がビッシリと追い切った。ほぼ同入で時計は6F76秒7、ラスト1F12秒3。時計はもちろん、動きも二重丸の合格点。感触を確かめた石橋守が胸をはって答えた。
 「休み明けを使ってから順調に来ていますね。今週は思ったより速い時計になって、先週よりかなり追いかける形になったけど、追い出してからの反応は良かったです」
 一方、今年2月いっぱいで定年引退を迎えた瀬戸口勉元調教師からメイショウサムソンを引き継いだ高橋成忠調教師も、「これだけ目いっぱいにやれたんだから、状態がいいということでしょう。いい感じでここまで来られたし、ジョッキーに自信を持って乗ってもらえるような出来に仕上がったと思います」と満足の表情を浮かべている。

 ダービーを勝って二冠馬となった後の昨秋以降は、史上7頭目の三冠制覇に失敗したGI菊花賞をはじめ、結果を残せず未勝利で終わってしまったメイショウサムソン。しかし、GI有馬記念5着以来、約4カ月ぶりの出走となった今年4月1日のGII大阪杯では復活の雄たけびを挙げる快勝を飾った。
 「休み明けだったので折り合いを心配していたんですけど、しっかり折り合うことができて、いいレースだった」と石橋守。「有馬記念後に放牧に出されたことで、精神的にすごくリフレッシュされている」とも語っているように、ちょうど1年前の春に大ブレークしたころの強いメイショウサムソンに戻っているようだ。皐月賞、ダービーを連勝した輝きを取り戻していれば、同期の菊花賞馬ソングオブウインドやライバルのドリームパスポートが不在のこのメンバーなら実績は一枚も二枚も上。ディープインパクトが去った後の主役はオレたちしかいない、と言わんばかりに石橋守は気合の意気込みを語った。
 「古馬の風格が出ているというか、本当にいい感じで来ていますね。この馬は僕に初めてGIを勝たせてくれた馬だし、いいレースをして恩返しをしたいと思っています。ダービー馬に恥じないレースをしたいですね」

 二冠馬の誇りにかけても、ここは他馬を力でねじ伏せたい。日本一の称号である伝統の一戦を制し、メイショウサムソンが“ポスト・ディープ”として名乗りを挙げるか。
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2007年04月25日

天皇賞 マツリダゴッホ盾取り先回り

天皇賞(29日・京都) 関東の4歳馬マツリダゴッホは、“アウェー”の不利をプラスに変えるため、早々と栗東に入った。年明けのAJC杯で重賞初制覇。続く日経賞は1番人気で3着に敗れたが、すぐに気持ちを切り替えて西へ移動、じっくり体調を整えて来た。陣営が見込む「3つの効果」が発揮されれば、頂点に立つことも夢ではない
初めて挑むGIへ、細心の準備を施してきた。4月3日、マツリダゴッホは、3週間以上も先の天皇賞に向けて栗東トレセン入り。長期滞在による“必勝プロジェクト”を進めてきた。

 〈1〉当日輸送が可能 「線が細く、輸送で体重を減らしたことがある」と国枝調教師。この馬にとって、前日輸送を避けることができるメリットは大きい。昨年5月の中京遠征(白百合S)では、馬体重が8キロ減。見せ場もない7着に敗れた。

 栗東トレセンは、戦いの場である京都競馬場から目と鼻の先にある。「こちらに来て2、3日はカイバ食いが落ちたけど、今ではしっかり食べている」藤井調教厩務員は体調の維持に手応えを感じている。

 〈2〉栗東の施設で強化 02年秋以来、2度目の滞在となる藤井調教厩務員は「栗東の調教施設の方がタフ」と施設の違いを強調する。例えば、美浦ではフラットな逍遙馬道も、激しい起伏を伴うコースとなっている。「美浦とトータル的な量は変わりないが、質が違っている」。淀の3200メートルを乗り切る体力を身に付けるには、もってこいの場所なのだ。

 〈3〉スタッフの学習効果 西高東低と言われる中、スタッフが関西馬の強さの秘密を学ぶことにもつながっている。「施設は違っても、工夫すれば美浦で補えることが分かったし、こっちに来ていろいろ勉強になった」と藤井調教厩務員は収穫があった様子だ。

 約3週間の栗東生活は、マツリダゴッホにとって間違いなくプラスに働いている。2か月ぶりだった日経賞を叩いて状態は上向き。“敵地”に乗り込んだ関東馬は、プラン通りに本番を迎えられそうだ。
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天皇賞・春 角居師デルタ積極策で

 「キーマンの懐へ」では天皇賞・春(29日、京都)にデルタブルースを送り出す角居勝彦調教師(43)の胸の内に迫った。(フリーライター平松さとし)

 ――デルタブルースの前走(阪神大賞典4着)ですが、スタートから普段以上に押していく形。結局2番手で折り合いましたが、いったんはハナに立つシーンもありました。

 角居師 レース前に「できたらメルボルンC(豪G1、1着)のような積極策でいってくれ」と岩田騎手に指示を出しました。それでああいうスタートになったのだと思います。

 ――しかし正面スタンド前で外から次々とかぶされる形(位置取りも5番手に後退)。長距離戦にもかかわらず最内枠が響く形になってしまいました。

 あの距離(3000メートル)ならどこかで外へ出せると思っていたけど、結局最後まで出せずに終わってしまいました。前残りの流れでもあったし、ああなると苦しいですね。でも直線もこの馬なりに伸びていたし、悲観する内容ではなかったと思います。

 ――メルボルンCで岩田騎手は直線に近い形状の最終コーナーを最後の直線と間違えて(最終コーナー手前から)早めに追い出してしまった。なにしろ、フレミントン競馬場は初騎乗でしたから。にもかかわらず押し切っての勝利。ああいうしぶとさがこの馬の真骨頂ですね。思い起こせば、菊花賞(1着)も直線入り口で先頭でしたから。

 そうですね。少々早めに抜け出すような形でも我慢してくれるスタミナが持ち味だと思います。ここもそういう競馬に持ち込めれば…と考えています。

 ――そういう意味では昨年の春の天皇賞(10着)は消極的な競馬になってしまった。

 ええ。距離は延びれば延びるほど良いタイプですからね。昨年は後ろからになり過ぎただけ。メルボルンCを勝っているようにこの距離が駄目ということではありません。

 ――その昨春は京都記念(5着)、阪神大賞典(3着)と2度叩いてからの参戦。今年は阪神大賞典だけ。この臨戦過程はどうでしょう?
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2007年04月24日

天皇賞 名将語るサムソンの強さ

「天皇賞・G1」(29日・京都)、騎手&調教師で500勝達成。史上3人目の勲章を手にしたばかりの高橋成忠調教師が、トレーナーとして初のG1奪取を誓い、春の盾に挑む。昨年の2冠馬メイショウサムソンは、瀬戸口勉元調教師の定年引退に伴い、預かることになった。転きゅう後、初めてのレースだった前走の大阪杯を制した。名馬を預かることになったプレッシャーや、預かって初めて分かったサムソンの強さなどを聞いた。
 月曜朝、高橋成きゅう舎には、がむしゃらにカイバおけに顔を突っ込む2冠馬メイショウサムソンの姿があった。「よく食べるし、テンションも上がっていない。状態は悪くないよ」と中田きゅう務員。ここまでは順調にきているようだ。
 今季初戦、そして転きゅう初戦となった大阪杯を快勝。突然舞い込んできた2冠馬を任され、相当なプレッシャーと闘った。「内容うんぬんよりも、勝ててホッとしたよ」と本音がこぼれたが、あの一戦でベテランきゅう務員と2冠馬サムソンとの距離は急速に縮まった。「久々だから引っ掛かると思っていたが、しっかりと折り合っていたね。馬自身が成長しているんだと思う」。盾制覇へ向けて、確かな手応えをつかんだ。
 人馬ともに自信をつけて本番に挑む。「初めは癖が分からなかったが、扱いやすい馬だよ。いつでも平常心って感じかな」。前哨戦をひと叩きしたことで「しっかりしてきた。きちっと食べて馬体が締まってきたのがいいね」。すべての面において前進はあっても後退はない。
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天皇賞メイショウサムソン

メイショウサムソンの主戦・石橋守騎手(40)は、大阪杯での復活Vを「自分自身としても価値ある勝利だった」と胸を張る。昨年5月のダービー以来の美酒。59キロを背負って、57キロのシャドウゲイトを退けた。着差は1/2馬身とわずかだったが「いつもより後ろの位置取りだったし、前も楽なペース。完勝だった」と振り返る。今にして思えば、去年の秋は追い出しての反応が鈍かった面があった。大阪杯は3角すぎから動いて相手を競り落とす、サムソン本来の型。2冠を制した自信を取り戻した一戦だった。
 石橋守が強調するのが精神面の成長だ。「もともとがどっしりとしていてイライラするタイプではないが、放牧に出したことで精神的にリフレッシュできた」。高橋成師がこだわった牧場での休養が、はっきりとした形になった。大阪杯から始動した効果はてきめんだ。
 3冠を狙った菊花賞で4着に敗れた。マラソンレースへの適性を疑問視する声もあるが、石橋守は「あの日は時計が速過ぎた。サムソンの時計でも、従来のレコードに近いもの」という。3200メートルに何ら不安なし。パートナーへの信頼は揺るぎない。
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大魔神が2900万円馬落札…ブリーズアップセール

JRAが購入、育成した2歳馬をセリ方式で売却する「JRAブリーズアップセール」が23日、初めて関西圏の阪神競馬場で開催された。この日は60頭が売却され、最高価格はボストンハーバー産駒(牝)の3050万円だった。同セールには、元プロ野球選手の大魔神・佐々木主浩さん(39)も参加し、キャプテンスティーヴ産駒を牡馬最高価格の2900万円で競り落とした。
佐々木さんは昨年11月に馬主登録されたばかりだが、この日は“直球勝負”。相手が値段を上げると、間髪入れずに競り上げて、お目当ての「リキアイワンダーの05」(血統名)を落とした。祖母はJRA重賞4勝を挙げたリキアイノーザンだ。「自分の車より高くなった」と苦笑い。美浦・河野厩舎には27日に入厩の予定。
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トリック体力勝負に自信/天皇賞・春

 トウカイトリックは昨年9着に続き2度目の春の盾参戦となる。「最近は差す競馬を覚えていい脚を使えるようになっている。去年はどういうレースをするのか、馬が戸惑っていた部分があると思う」と大平助手。「馬場は良でも道悪でもお構いなし。心肺機能が高い。距離適性を考えれば、G1を勝つにはここしかない」とスタミナ勝負に自信をのぞかせた。
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サムソン食欲旺盛/天皇賞・春

メイショウサムソンは全休日とあって馬房で静養。カイバを平らげる姿を頼もしげに見守る中田厩務員は「モリモリ食べているでしょ?前走後は1週間で体が戻った。しっかり食べるから回復も早い。しっかり稽古をやって、いい筋肉もついている。距離?この馬のことを一番よく分かっている騎手に任せるだけ」と石橋守に全権委任する。
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2007年04月23日

ベッラレイアまるで女王の末脚…フローラS

フローラS(22日) 5月20日に控えるオークスの前哨戦は、1番人気のベッラレイア(秋山)が評判通りの末脚で重賞初制覇を成し遂げ、有力候補に躍り出た。2着には1勝馬のミンティエアーが入り、逃げたイクスキューズが3着に残った。以上の3頭は本番の優先出走権を得た。
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 直線に向いた時、目の前に立ちはだかったライバルたちの壁。それを見ても、秋山は慌てることなく、ベッラレイアを外に導いた。「追い出した時には、まだイクスキューズはだいぶ前にいた。それでも、きっちりかわしてくれましたね」うわさの大物牝馬がベールを脱いだのだ。

 いつもと比べ、この日は五分のスタートだった。それが、走りのリズムを狂わせた。「ポンと出たら、ペースが緩くてかかってしまった」と秋山は苦笑い。直線では手応えのなくなった馬がズルズルと下がってきたが、上がり34秒3の脚で難なく突き抜けた。

 「今日は勝てなくても、権利を取ればいいと思っていた。オークスへ向けて、いろいろ試したかったから」レース前は余裕を見せていた平田調教師も「一番苦しい競馬をしていたと思うよ」。それでも“苦難”を乗り越えた愛馬に「相当な能力を持っているね」と改めて自信を深めた様子だ。

 平田師自身も重賞初勝利で、オークスへの出走権を獲得した。G1へは昨春の天皇賞にストラタジェム(3着)を出走させているが、同馬は定年退職した北橋元調教師から受け継いだ馬だった。自ら育てた馬での参戦は初めてとなる。

 「今度は実感がある。相手は強いと思うが、この馬も挑戦権をもらったわけですから」と夢を広げる。ダイワスカーレット、ウオッカの2強に“くさび”を打ち込む馬が誕生した。

 ◆ベッラレイア 父ナリタトップロード、母マリスター2(父ボールドスキ)。牝3歳の鹿毛。戦績4戦3勝。総収得賞金7562万1000円。重賞初制覇。生産者・北海道安平町(旧早来町)のノーザンファーム。馬主・植中昌子氏。栗東・平田修厩舎所属。

 ◆記録メモ ◆馬名の意味 ベッラはイタリア語で「美しい」、レイアはギリシャ神話の「大地の女神」 ◆父ナリタトップロード 05年に心不全で死亡。産駒はJRA重賞初勝利。 ◆オークスとの相性 このレースとオークスを連勝した馬は87年のマックスビューティが最後。 ◆平田修調教師 06年3月開業。JRA重賞初勝利。
posted by 馬面仮面 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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